チャンイーモウさんが総監督を務めた
北京オリンピック開会式の評判はとてもよかったです。
映画監督チャンイーモウさんの代表作とプロフィールも見てみましょう。
チャンイーモウのプロフィール
画像引用：チケットぴあ世界を代表する映画監督の一人として知られている
チャンイーモウさんのプロフィールを紹介していきたいと思います。
チャンイーモウさんのプロフィールを見ていくと、代表作の多さに驚きます。
チャンイーモウさんが監督した映画作品は、
ヴェネツィア国際映画祭やベルリン国際映画祭などの国際映画祭で賞を受賞したり、
アカデミー賞などでノミネートされたりています。
また、アメリカボストン大学、イェール大学の栄誉博士でもあるようです。
では、チャンイーモウさんのプロフィールを順を追って簡単に見ていきましょう。
- 名前：チャンイーモウ（張芸謀）
- 国籍：中国
- 民族：漢族
- 出生地：陝西省
- 誕生日：1950年4月2日
- 血型：A型
- 身高：168cm
- 学歴：北京電影学院
チャンイーモウさんの作品には、
故郷の陝西省そしてその地区の方言を
題材としている映画が少なくないようです。
中学を卒業したチャンイーモウさんは
1968年から1971年まで陝西省の農村で、
1971年から1978年までは陝西省咸阳市の紡績工場で働いていたそうです。
1978年に例外措置で北京電影學院の撮影学科に入り、
1982年7月に卒業したあとは、カメラマンとして
廣西映画製作所に入ったということです。
チャンイーモウさんは1984年には
映画「一人と八人」で初めてのカメラマンを務め、
中国映画優秀カメラマン賞を受賞しました。
そして1986年に上映された映画「古井戸」で主演を務め、
第8回中国映画金鸡賞、第11回大众映画百花賞、
さらに第2回东京国际映画祭にて最優秀主演俳優賞を受賞しました。
1988年には初めて監督を務めた映画「紅いコーリャン」で
第38回ベルリン国際映画祭にて金熊賞を受賞しました。
その後も多くの賞を受賞し、
興行成績を塗り替えてきたチャンイーモウさんは
第18回東京国際映画祭コンペティション部門の国際審査委員長、
また第64回ヴェネツィア国際映画祭の審査委員長を務めました。
2008年に北京夏季オリンピックの開会式と閉会式の総監督を務めたチャンイーモウさんは
その年、2008影響世界華人大賞を受賞し、央視主催の感動中国十大人物に選ばれ、
さらにアメリカ「Time」誌の年度人物としてノミネートされたそうです。
そして、2022年の北京五輪でも開会式・閉会式の総監督を務めています。
チャンイーモウのオリンピック開会式の動画は？
中国の世界を代表する映画監督の一人でもあるチャンイーモウさんは
2022年の北京冬季オリンピックの開会式と閉会式の総監督を務めている人です。
開会式の様子はこちらからの動画で見ることができるようです。
チャンイーモウさんは今回のオリンピックだけではなく、
2008年の北京夏季オリンピックの開会式、閉会式でも総監督を務めていました。
動画はこちら。
2つのオリンピックの開会式、閉会式の総監督を
務めるという偉業を務めた人ということになるようです。
このことに関して、チャンイーモウさん自身もこのように言及しています。
国家の発展、地位の上昇、また中国がこんなに短期間のうちに2回のオリンピックを開催する力をもったことにより、私も「2つのオリンピックの監督」になれる可能性が出てきました。
「因為國家的發展、地位的提升，中國有能力在這麼近的時間內舉辦兩次奧運會，所以才有了我成為『雙奧導演』的可能性」。
https://udn.com/news/story/7331/6017659
2022年の北京冬季オリンピック開会式は100分以下で、
出演者も約3000人だったそうです。
「人海戦術」にはもう頼らず、パフォーマンスと式を両立し、
さらに最新のテクノロジーや環境保護や
スポーツによる健康増進についてなども取り入れるよう努力したようです。
開会式は非常に好評だったようですので、
閉会式もどんな演出になっているのか楽しみですね。
チャンイーモウの代表作は？
世界的映画監督のチャンイーモウさんの代表作を見ていきましょう。
チャンイーモウさんの代表作と一言に言ってもかなり多く、
全てを紹介することはできないので絞って紹介していきたいと思います。
「紅いコーリャン」
まず1作品目は、チャンイーモウさんが
メガホンを握った最初の作品である、
映画「紅いコーリャン（紅高梁）」です。
映画「紅高梁」は1987年に発表された作品で、
1988年にチャンイーモウさんはこの作品で
第38回ベルリン国際映画祭にて金熊賞を受賞し、
世界三大国際映画祭で中国が初めて最高賞に輝いた瞬間となりました。
「秋菊の物語」
次に紹介するのは1992年に上映された映画「秋菊の物語（秋菊打官司）」です。
この映画は新しいスタイルを取り入れた作品となっています。
ドキュメンタリーのような雰囲気で、
アマチュア俳優をたくさん使い、
当時の中国農村の様子を映し出したような作品となっているようです。
映画「秋菊打官司」は第49回ヴェネツィア国際映画祭にて金狮賞を、
そして第13回中国映画金鸡賞にて最優秀映画賞を受賞しました。
「初恋のきた道」
次に1999年に公開された映画「我的父親母親」を紹介します。
映画「我的父親母親」も2000年には
日本でタイトルを「初恋のきた道」として公開されました。
映画「初恋のきた道」も第50回ベルリン国際映画祭にて银熊賞を、
そして第20回中国映画金鸡賞にて最優秀ストーリー賞と最優秀監督賞など、
数え切れないほどの賞を受賞しました。
「HERO」
次に紹介するのは、2002年に公開された映画「英雄」です。
日本ではタイトルを「HERO」として2003年に公開されました。
映画「英雄」は中国で2.5億人民元という興行成績を叩き出したそうで、
これはその年の総興行成績の4分の1を占めていたそうです。
そして全世界での興行成績は1.77億アメリカドルとなり、
2004年8月に映画「英雄」がアメリカで公開された時には
2週連続で興行成績1位を獲得し、
アメリカの「Time」誌にて2004年度全世界十大優秀映画の1位に輝きました。
映画「HERO」も第53回ベルリン国際映画祭でのアルフレッド・バウアー賞をはじめ、
数多くの賞を受賞、またノミネートされています。
「グレートウォール」
最後に紹介するのは、2016年に上映された「長城」です。
映画「長城」も、タイトルを「グレートウォール」として
日本では2017年に公開されたそうです。
映画「グレートウォール」は中国とアメリカが共同で製作した映画だそうで、
中国で撮影され、世界中で公開されました。
まとめ
世界的に有名で、幅広い活躍を見せている映画監督のチャンイーモウさん。
もうすぐ見れるであろうチャンイーモウさんが監督した閉会式も楽しみですね。
